サービス料
イタリアへ海外旅行へ行ったらまずローマへ行こう。
キャフェグレコでは、ちゃんとサービス料が入っています。
そこでユーロの札を出して払うことにする。
そのとき彼らのおつりをテーブルの上に出すのが、あまりにも早い。
何度も行くうちに、とうとうその秘密を突きとめた。
彼らの着ているその燕尾服の、あの文字どおり、燕のしっぽのかげにその秘密はあった。
そのかげに、小さな袋が下げてあるのだ。
おつりを出すとき、彼らはそこへ手をやって、もそもそと小銭をつかんでとり出すのです。
まさかしっぽにぬいつけては、しっぽが重くなるので、そのかげに腰から袋を下げているようでした。
おつりをおいたら、例の紙切れは手でちょっと破れ目を入れていく。
確かに払いましたよ、この人は、というサインです。
さて、こうしておつりをおいたら客たるもの、たちどころにこのつりは自分のポケットにしまうべきです。
寸時たりともこのままテーブルの上へ残しておいてはいけない。
おいてあるものはチップというのが常識だから。