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2012年01月 アーカイブ

サービス料

イタリアへ海外旅行へ行ったらまずローマへ行こう。


キャフェグレコでは、ちゃんとサービス料が入っています。


そこでユーロの札を出して払うことにする。


そのとき彼らのおつりをテーブルの上に出すのが、あまりにも早い。


何度も行くうちに、とうとうその秘密を突きとめた。


彼らの着ているその燕尾服の、あの文字どおり、燕のしっぽのかげにその秘密はあった。


そのかげに、小さな袋が下げてあるのだ。


おつりを出すとき、彼らはそこへ手をやって、もそもそと小銭をつかんでとり出すのです。


まさかしっぽにぬいつけては、しっぽが重くなるので、そのかげに腰から袋を下げているようでした。


おつりをおいたら、例の紙切れは手でちょっと破れ目を入れていく。


確かに払いましたよ、この人は、というサインです。


さて、こうしておつりをおいたら客たるもの、たちどころにこのつりは自分のポケットにしまうべきです。


寸時たりともこのままテーブルの上へ残しておいてはいけない。


おいてあるものはチップというのが常識だから。

うっかり

あるとき、キャフェグレコで、うっかり話に夢中になっていて、このつりをしまうのを忘れていたら、燕尾服氏がつかつかとやってきて、そのつりを指さして、これは私のためか、と聞いた。


見ればコーヒー代よりも多額の金が積まれているではないか。


そういうときはあわてず、小銭を少し残してあとは手早く片づける。


くれぐれもおつりは出しとかないように。


客の中には飲んだものより多いつりをそっくりおいていく者もあるとか、こういうところが一流店の一流店たるところで、おっそろしく金持ちもいるという話。


つりを出しっぱなしにして片づけないということは、彼らにいたずらに気を持たせることになります。


海外ツアーの時でもこういったことには気をつけましょう。

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